“You are what you eat”

 先日、シェフの視点からツール・ド・フランス(Tour de France)をとらえたドキュメンタリーを観ました。

 レースに参加するチーム専属のシェフが、チームに同行しながらフランス各地の市場で食材を調達し、それを調理し、チームメンバー・スタッフに提供するまでを約3週間のレース期間中ずっとカメラで追い続けた内容です。

 もちろん編集してあるので、すべてを観たわけではありませんが、視聴後さまざまなことを考えさせられるものでした。

 

 そのひとつに『アジア系の選手が少ない』というのがまず挙げられます。

 何十人もの選手が集団で走るし、全員がヘルメットとアイウェアを装着しているので見落としているだけかも知れませんが、少ないことに間違いはないでしょう。

 私自身レースに詳しくないので理由はわかりませんが、きっとなにかあるのでしょう。

 

 また最近特に、父親もしくは母親が日本人ではないミックスのアスリートの活躍がすばらしいですね。

 

 私は日本人の両親を持つことになんら意識を持ちませんし、優越感も劣等感もコンプレックスもありません。

 だけど、ミックスのこどもを見かけると正直うらやましぃです。

 

 これはあくまで個人的見解なのですが、日本人は地理的条件からもなかなかの長い間、この狭い島国の中だけで子孫を残してきたことが、遺伝子レベルでなんらかの行き止まりを起こしているのではないかと。

 これは先に述べた身体的能力に限らず、ある疾病に対しての耐性であったり、脳科学の分野での変化などといったさまざまなことが起こり得るのではと。(あくまで想像です)

 

 話が脱線し過ぎたので戻りますが、兎にも角にも超人的なレースで上位入賞するには、超人的なスタミナが必要不可欠であり、そのスタミナの元は何かと考えると、先天的(遺伝子や細胞も含めて)な能力と、後天的な食事だなと。

 しかも、選手の食事面だけの専門家チーム(栄養学を学んだシェフおよびスタッフ)を同行させることが当たり前となっていることからも、いかに日々の食事(質と量)が重要かは証明されているようなものです。

 

 こどもにスポーツをさせるときに大切なのは、まずはたのしませることですが、その次の段階に移行するときに、技術や戦術を伝えると同時に『食事の大切さ』を伝えている指導者は何人いるでしょうね。

 

 こどもの頃は何か一つの競技に専念させるよりも、いろいろな競技をさせた方が良いってもいいますしね。